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本書は、ビジネス書の正しい読み方を教えてくれる。
その読み方をすると、いまなお人気があり名著といわれている、
エクセレント・カンパニー
ビジョナリー・カンパニー
ビジョナリー・カンパニー2
これら3つのビジネス書は妄想を語っているにすぎないという。
妄想というのが何を示しているのかは、実際に本書を手にとって
読んでいただきたいのであるが、この妄想は上記で挙げたビジネス書
以外のビジネス書でもありがちな過ちであると著者は指摘する。
そうはいものの、これでは話が見えてこないので、1つ取り挙げてみよう。
特に著者が指摘している「ハロー効果」について。
ハロー効果というのは、簡単に言ってしまうと、「こうあってほしい。という
バイアスがかかる」ということである。
例をあげると、自分の指示によく従ってくれる部下がいるとすると、
その部下の能力が実際に高い低いにかかわらず、能力が高いと思って
しまったり、その他のことについても良く見えてしまうということである。
多くのビジネス書が美辞麗句ばかり並べているだけで、
成功体験は、後付けの説明でしかなく科学的根拠がまったくなかったり、
失敗体験は、その本質を越える分析がなされていない。
本書の結論としては、
成功と失敗は紙一重であり、こうすれば成功するというものではない。
ビジネスは、私たちが考える以上に運に大きく左右される。
これは、因果関係がわかりにくく特定しにくいからである。
ビジネス書オタクのあなたも、批判的な目をもって
読むことを忘れないように、お気をつけください。
■目次
第1章 わかるのはほんの少し
第2章 シスコ・ストーリー
第3章 ABBの栄光と転落
第4章 ハロー効果のまばゆい光
第5章 企業調査は答えを教えてくれるのか?
第6章 星を探し、ハローを見つける
第7章 積み重ねられる妄想
第8章 ストーリー、科学、多重人格的超大作
第9章 ふたたびビジネスの最大の疑問
第10章 エセ科学に惑わされないマネジメント
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